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チャート分析の基本
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実際のチャートで実践

 下図は、私がメインで使用しているイー・トレード証券のチャート画面です。銘柄は大御所のYahoo!!で、2004年11月末から12月末の1ヶ月間の日足チャートです。

chart_example.png


 先ほどの説明で大体読み取ることができたでしょうか?実際の取引を行う場合もこれとまったく同じチャート画面がでてきます。

 これでは、少し説明しづらいので、番号を振ってみました。

chart_ex_num.png

① 陽線です。下髭無しのかなり大きな陽線ですね。翌日は、前日に上げすぎたのか、下げて始まっていますね。
② 陰線です。こちらも下髭無しでした。下げすぎたようで、翌日は大きく上げています。
③ 上髭です。大きな上髭です。安く始まって、少し下げ、しばらくして、大きく値を上げた後売り込まれて、結局始値から少し高値で引けた。ってことですかね。
④ 下髭です。大きく下髭が伸びていますので、翌日は上げる気配です。(って実際は下がっていますが。)
⑤ 移動平均線という呼ばれる線です。これもチャート分析には欠かせません。なだらかな線が90日の移動平均、ローソク足に近い線が、25日移動平均線です。
⑥ 期間が記載されています。
⑦ 株価が記載されています。
⑧ 出来高が記載されています。①や②の日など大きな陽線・陰線が出ている時は出来高が多いことが分かると思います。(段階的に出来高を伴っていることもわかります。)このような場合は、バイイングクライマックス(買いの終了)、セリングクライマックス(売りの終了)といって、買いたい人はすべて買った=大きな陽線、売りたい人はすべて打った=大きな陰線となり、チャートの転換点となることが多いです。

さて、これで、基本的なチャートの見方について分かったと思います。(分かったって言ってください。

時間軸を間違えるな

 チャートを用いてテクニカルな投資判断を行うことは非常に有効な手段です。しかし、その用い方を間違えれば、まったくデタラメな指標となってしまうことになります。

 チャート分析を行うにあたって、もっとも最初に気をつけなければならないことは、『時間軸』についてです。あなたの投資スタイルにあった『時間軸』を用いてチャート分析を行わなければなりません。例えば、極端にいうと、長期スタンスで投資をする人が、1日の売買における分足チャートをながめてもまったく意味を成しません。自分が長期スタンスであれば、週足もしくは月足チャートで1~2年分を見る必要があるでしょうし、中期やスウィングトレードの人は1ヶ月~半年の日足チャートを、デイトレードの人は、日中の分足チャートを見る必要があります。

chart_span.png

 これでチャート分析の基本の『き』は終わりです。

ローソク足の見方

まずはチャート分析において、最も基本となるローソク足の見方をご説明します。

ローソク足の特徴

・ ローソク足を見れば、指定した期間における以下の情報が分かります。
 始値(シネ:一番最初に売買が成立した値段)
 終値(オワリネ:一番最後に売買が成立した値段)
 最高値(サイタカネ:その期間中の最も高く売買が成立した値段)
 最安値(サイヤスネ:その期間中の最も安く売買が成立した値段)

・ 上記情報をある程度のスパンで得ることで、その銘柄の現在勢い、投資家の心理などを知ることができます。

各名称と意味

  ローソク足の見方は下図のとおりです。

chart_cand.png

 

解説
 ローソク足には、大きく、陽線と陰線の2種類があります。始値よりも終値が高かった場合は陽線(通常、白もしくは赤)となり、逆に始値よりも終値が安かった場合は陰線(通常、黒もしくは青)となります。
 ロウソク部分(始値と終値の間)から最高値までの線を上髭(ウワヒゲ、ウエヒゲ)といい、最安値までの線を下髭(シタヒゲ)と呼びます。(決して、シモヒゲとは呼びませんよ、そこのアナタ!!)

チャート分析をする前に

 売買のタイミングを決定する際、最も頻繁に使う分析手法であるチャートについて、基本的なところを説明したいと思います。ただし、チャートはあくまで投資における売買タイミング判断の手段ですので、事前にどのような投資スタンスでいくか、を決めておかなければ、適切な分析をすることができません。

 明日お金がいる人が、10年後の利息のために貯金しないでしょう?

さて、投資方法を簡単に分類すれば、2つに分類できます。

① 中長期の投資(投資家)

 成功した場合の利幅は大きい投資の王道的スタイル。数年から数十年保有することにより投資金額の数倍~数百倍になることもある。投資を行う際には、まず市場の伸び、企業の成長性、創業者の人格、保有技術、組織のDNA、財務体質など、ファンダメンタルな部分を見て銘柄選定を行い、売買のタイミングは、チャートなどテクニカルな面を考慮して行う。
 よって、まず銘柄選定ありきで、その後チャートを見て売買時期と価格を決定する、という流れになる。

② 短期の売買(トレーダー)

 1日~1ヶ月程度の短期での売買を繰り返し行うことで、一回の利幅は少ないが、資本の回転効率でカバーするスタイル。短期売買が基本となるため、倒産や天災など悪材料による損失リスクが少ないともいえる。投資判断は、チャートやその他指標などのテクニカル分析により、売買銘柄を選定する。悪材料などの発生リスクを考慮するとファンダメンタルな部分の検討も必要だが、それほど重視しない。よって、テクニカル分析が非常に重要である。

 このように、両スタンスとも銘柄選定、売買価格/売買タイミングの決定におけるアプローチはまったく異なりますが、どちらにせよチャート分析は必須であることが分かると思います。


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