CB債に気をつけろ!!
トレーダーたるもの、CB債という言葉と、その影響を知っておかなければなりません。
なにより 、自分自身が一番これで辛い目にあっている一人なので、是非とも皆様には理解しておいて欲しいのです。
そもそも債券とは?
よく「国債」ってことばは聞きますよね?国債は日本国が発行する借用書みたいなものです。
債券は、国をはじめ公共団体、事業法人、金融機関などが、広く投資家から大量の資金を調達するために発行する有価証券の総称です。債券は、あらかじめ発行の時に約束された条件で利子の支払い、元本の返済が行われます。
債券を発行して資金を調達する行為は、銀行や金融機関からお金を借りる「間接金融」と比べ、自分たちが直接市場から資金を調達するため、「直接金融」などと呼ばれています。発行元としては、通常、間接金融で資金を調達するよりも低コストで、資金を調達できるため、事業運営を有利に進められるというメリットがあります。(「比較的タチの良い借金」ということ。)
一方、債券を購入する側(投資家)からみると、銀行などに貯蓄するのに比べ、良い利回りを得ることができます。その代わり、銀行などに預け入れをして間接的に企業に投資しているのであれば、銀行が投資している複数の企業のひとつがつぶれたところで、あなた自身の預金が消えることはないはずですが、債券を購入する場合、発行元がぶっつぶれて債務不履行となるリスク(=借金を踏み倒されるリスク=デフォルトリスク)を負うことになります。そのため、債券の利率は、その発行元の信用度(格付け)によって変動することが一般的です。いつつぶれるかもわからないようなリスキーな会社は、デフォルトリスクが大きいため、利率を高くしないとだれも債権を買ってくれない、ということです。(どこかの国の債券は、格付けがものすごーく低い割りに、金利もものすごーく低いですが、、、)よく、ニュースなどで「格付け」が上がったの、下がったのと騒いでいるのは、もちろんその格付け自体が株価等へ影響する側面もあるのですが、本質的には格付けにより、直接金融時の利率が上下し、企業経営に影響を与えるためなのです。
ちなみに、日本国の国債のほとんどすべては日本国内で消費されています。(政治不信・財政難がつづく日本国の借用書など外国勢はだれも買いたく無いのです。)そして、これまでほとんどが日本の金融機関がほぼ強制的に買わされてきましたが、金融機関側もさすがにもう買いきれない額になってきたので、「個人向け国債」と称して一般投資家に売りはじめました、なーんて、、、話を聞いたことがあります。(責任回避。笑)
債券をメリットで分類
デフォルトリスクを負う代償として、債券の購入者にはメリットが与えれれます。
債券を買うことで得られるメリットという観点で分類すると、大きくは2つに分けられます。
①利子・割引などのメリット
利付債券や割引債券と呼ばれるものです。
利付債券は、直感的にわかりやすいですが、
「今、100万円貸してくれれば、毎年2万円ずつ払い、そして、5年後に100万円を返します。」
ってなことをいっています。この利率が、世情を反映して変動する「変動利付債」といったものもあります。
割引債券は、簡単に言えば、
「5年後に100万円を返すから、今90万円貸して下さい。」
ってことを言っています。このとき、現在の90万円が、5年後の100万円になるので、
実質的な年利は、2%程度になります。この利率をクーポンレートなどと呼びます。
②転換権・新株予約権のメリット
少し長ったらしいですが、「転換社債型新株予約権付社債」や「新株予約権付社債」と言い、省略してCB債と呼ばれます。
CBはConvertible(転換できる)bond(債券)の略で、日本語では簡単に転換社債とも言われています。
すご~く簡単に言うと、
「今、株価は90円ですが、5年という期間内なら、いつでも、100円で新しい株を買う権利を与えます。だから、株価が150円になったら、1株あたり50円儲けますよ。もし、5年以内に株価が100円を上回らなくても、期間が来れば、額面どおり90万円はお返ししますよ。」
ってことです。この債券を1000円分買ったとしたら、期間中(実際には転換できるタイミングはある程度限定されています。)の株価がどうなろうと、1000円(債券購入額)/100円(転換額)の10株を得る権利があります。
この権利は、期間中に株価が転換価格(今回の例では100円)を上回らないと、まったく無価値な権利ですが、成長著しい企業などが発行するCB債であれば、ある程度のスパンがあれば、転換額を上回る可能性が十分高いですから、債券の購入者にとっては、非常に魅力的な権利となります。(ストックオプションと考え方はほぼ同じですね。)
発行元としては、投資家に、このメリット(株式に転換する権利・新株を引き受ける権利)を与えることで、上述の利子などのメリットをあまり与えないで済みます。(実際には、転換社債と、利子付き債や割引債との複合型など、組み合わせ方はいろいろあります。)よって、使い方によっては、投資家から無利子でお金を借りることができるため、非常に強力なファイナンスの手段となります。
そのほかの分類
【国内債・外国債】
国内で発行された債券を国内債、外国で発行された債券を外国債といいます。また、国内で発行された債券であっても、その債券の発行者、通貨のいずれかが外国の場合は一般的に外国債と呼ばれます。
【短期債・中期債・長期債】
短期債は満期償還までの期間が1年以内のものをいいます。以下同様に
中期債は2年~5年
長期債は6年~10年
超長期債は10年超