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チャート分析をする前に

 売買のタイミングを決定する際、最も頻繁に使う分析手法であるチャートについて、基本的なところを説明したいと思います。ただし、チャートはあくまで投資における売買タイミング判断の手段ですので、事前にどのような投資スタンスでいくか、を決めておかなければ、適切な分析をすることができません。

 明日お金がいる人が、10年後の利息のために貯金しないでしょう?

さて、投資方法を簡単に分類すれば、2つに分類できます。

① 中長期の投資(投資家)

 成功した場合の利幅は大きい投資の王道的スタイル。数年から数十年保有することにより投資金額の数倍~数百倍になることもある。投資を行う際には、まず市場の伸び、企業の成長性、創業者の人格、保有技術、組織のDNA、財務体質など、ファンダメンタルな部分を見て銘柄選定を行い、売買のタイミングは、チャートなどテクニカルな面を考慮して行う。
 よって、まず銘柄選定ありきで、その後チャートを見て売買時期と価格を決定する、という流れになる。

② 短期の売買(トレーダー)

 1日~1ヶ月程度の短期での売買を繰り返し行うことで、一回の利幅は少ないが、資本の回転効率でカバーするスタイル。短期売買が基本となるため、倒産や天災など悪材料による損失リスクが少ないともいえる。投資判断は、チャートやその他指標などのテクニカル分析により、売買銘柄を選定する。悪材料などの発生リスクを考慮するとファンダメンタルな部分の検討も必要だが、それほど重視しない。よって、テクニカル分析が非常に重要である。

 このように、両スタンスとも銘柄選定、売買価格/売買タイミングの決定におけるアプローチはまったく異なりますが、どちらにせよチャート分析は必須であることが分かると思います。


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