運用資産と運用方法の関係
われわれ個人の場合、100万円を運用するのと、1億円を運用するのでは、その運用方法、投資手法においてまるで異なってくるはずです。
というのも、個人レベルでとれるリスクの違いかもしれませんが、100万円を年率120%あるいはそれ以上で運用することは比較的容易です。しかし、1億円を年率120%で運用することは、かなり難しいのではないかと思います。
運用資産と必要運用率
単純に言えば、(個人による差はあると思いますが)月30万円、年間360万円程度で普通の生活ができることを考えると、その生活費を得るためには、以下のような運用率で運用する必要があります。
| 運用資産(万円) | 目標運用率 | 目標収益(万円) |
| 50 | 720% | 360万円 |
| 100 | 360% | |
| 300 | 120% | |
| 500 | 72% | |
| 1000 | 36% | |
| 3000 | 12% | |
| 5000 | 7.2% | |
| 10000 | 3.6% | |
| 30000 | 1.2% |
私が求める「早期引退で豊かに生活」を実現するためには、どのくらいの資産が必要なのでしょうか。比較的安定的に達成できる運用率を2%、年間必要な費用は1000万とすると、5億円が必要なことがわかります。(き、厳しいなぁ。。。)
運用資産に応じた運用方法
上記のように考えると、運用資産ごとの投資手法が見えてきます。
~500万:ハイリスク、ハイリターン
比較的リスクを取ってリターンを追求できるレベル。100万程度で安全に運用するのであれば、優待券狙いがオススメ(年率105~120%程度)だが、信用取引の枠を最大限使い、レベレッジを十分に効かせて投資する方が「資産形成」を目指す上では良策。万が一投資した銘柄がすべて紙くずになっても、最悪(▲1500万円)なんとかなる。長期投資よりも、時間効率の良い短期~中期の売買を繰り返し、レベレッジを含めた総運用額の30%~50%の運用益を求めていく。信用取引の金利負担は年間2%程度。不動産などを買う目的以外で、我々にこんな低金利でお金を貸してくれる人はいるでしょうか?
500万~5000万:ミドルリスク、ミドルリターン
分散投資・中長期投資を考慮すべきレベル。まず、株式以外の比較的安定な金融資産に一部を預け、さまざまなリスクを分散する。そして、現物部分は長期保有株、信用枠は中短期のリターン狙いを行い、リスク分散を行う。また。万が一の場合、人生におけるかなり長い期間を借金に負われることになりかねないので、レバレッジも最大限に活用することは避けるべき。
5000万以上:ローリスク、ローリターン
年率20%の運用益がでれば十分。(20%でも十分高いが、、、) 各金融資産のポートフォリオ戦略を本格的に考え、自分の求めるリスクと許容できるリターンとなるように設計する必要あり。株式投資においても、基本は配当金狙いや、ファンダ面を考慮した長期投資を主軸にし、さらにオプションや裁定取引などを用いて、リスクコントロールを行う必要がある。「欲」をださなければ、レバレッジは効かさなくとも1人や2人は食わしていけるはず。