株主優待券とは?
ご存知の方も多いと思いますが、株主への利益還元策の一環として、株主優待制度というものがあります。
今回は、この株主優待制度を利用して儲けるコツを紹介したいとおもいます。
まず、この株主優待券制度は、大きく二つの意味で効果的な利益還元策であるといえます。
一つ目のメリットは、株主に対して実質的に同じ価値を配当金よりも低コストで還元できるというメリットです。これは、100円を「配当金」で還元するよりも、100円分のハンバーガー引換券で渡す方が、会社としては低コストであり、且つその店をよく使う株主にとっては実質的な価値は同程度あるからです。企業にとっては、さらに、株主に自社製品のことをよく知ってもらったり、優待券により来客数が増えるので宣伝にもなるといった副次的効果もあります。
二つ目のメリットは、株主優待券には税負担がないということです。通常、配当金に対しては20%(平成20年までは10%)の税金が課されますが、株主優待券には税金が発生しないのです。
これら大きく二つのメリットにより、株主にとっては、実質的により価値の高いインカムゲイン得ることができるのです。銘柄によりまちまちですが、優待券と配当金を合わせた実質的な利率は5~30%とかなり優れた投資先候補となります。
※通常、インカムゲインとは配当金によるゲイン(所得)をさしますが、優待券による実質的な利益享受についても広義のインカムゲインと考えています。
優待券をもらうには?
さて株主優待券をもらうための基本的な条件は、以下の3つです。
・信用でなく現物で保有すること。
・必要単位数の株をもつこと。
・権利確定日に保有すること。
※その他個々に銘柄によっては、イレギュラーな条件がある銘柄もあるかもしれません。
1.信用でなく現物で保有すること。
信用買でもっている銘柄については、あくまで他人のお金で株を借りているだけであるため、たとえ必要単位数を権利確定日にもっていても株主優待券はもらえません。
優待券を貰うのであれば、あくまで現物株式で持つ必要があります。
※信用で買ったものでも、権利確定日前までに現引すれば、優待券はもらえます。
2.必要単位数の株をもつこと。
これは銘柄によってかなりばらつきがありますが、一定の数量の株を保有していないと権利が発生しません。また、一定以上の数量を保有している場合、その保有数に応じて優待券の枚数や内容が変化します。証券会社のサイトや、ネットの情報サイトで簡単に調べられます。
ただし、通常は、最低単位数きっかりに保有している場合がもっとも優待利率(優待券をインカムゲインと見た場合の、優待券価値/投資額)が高いです。最低単位以上の株を保有していても、優待券の枚数は完全に比例せず、もらえる価値は株数が増すごとに鈍化していきます。※例外もあるかもしれません。
3.権利確定日に保有すること。
年に1回か2回の権利確定日があります。通常、四季報等には『○月末の株主に対して株主優待券を付与』と書いてありますが、月末の株主というのは、『月末の株主名簿に株主として記載される人』ということで、その月末の株主名簿に株主として記載されるためには、5営業日前に保有しておく必要があります。また、5営業日前に瞬間的に保有していもダメで、月末から5営業日前の日に一定数量を現物株で保有した状態で場が終わらないとだめです。(要は、ホルダーの状態で5営業日前の午後3時を迎えること。)これは、株式分割やその他の権利もの(配当金、ストックオプション)などもまったく同じなので、覚えておきましょう。
ここまでが株主優待に関する基本的な情報です。株主優待券として実際どのような銘柄があるかについては、すでに詳しい情報サイトが多数あるのでそちらを参照してください。
前置きが長くなりましたが、それでは、実際の投資方法を紹介していきます。