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アービトラージを株式投資に応用

 こちらで、書き忘れた特徴がひとつあります。

  それは、『アービトラージは、必ずしも、同じ商品でなくとも通用する。」ということです。

 二つの商品の相関係数が1に近い、簡単に言えば、価格が正比例する商品であれば、応用できるのです。


例:JR東日本とJR西日本

 JR東日本とJR西日本の株価が仮に完全に正比例したとします。 
現在(2004.12.29終値)の株価は、
JR東 ¥566,000 (1.37)
JR西 ¥413,000 (1.00)
で、西日本を基準した場合、東:西= 1.37:1の比率となっています。

 さて、この先数日後にJR東日本が特段の理由無く高騰し、東:西の価格比が、1.5:1になったとします。

 その場合、通常あるべき比率は1.37に対し、1.5となっていますので、JR東日本を売り、JR西日本を買うわけです。

 JR東とJR西の株価は正比例するはずであり、その比率は1.37:1であったので、その比率に戻るように将来的に「ゆがみ」を修正することになります。

 ですので、今回の売り買いをした時点で、ほぼ利益を確定したことになります。 

 ここで注意する必要があるのは、片方だけを注文することを避けることです。

 上げすぎたから売り、下がりすぎたから買い、というのは、単なる「逆張り」であって、アービトラージとはまったく異なる投資手法です。アービトラージとは、あくまで、相関する二つの商品の「ゆがみ」が修正される仕組みを利用したリスクの少ない投資方法であって、必ず「売り」と「買い」を同時にいれるものなのです。

 つまり、どちらの商品がどちら側にサヤよせして修正するかわからないけども、いづれ「ゆがみ」は修正するはずだ!!ってことです。

 また、株式市場において、この応用例ような2銘柄が完全に連動するものなどほとんど存在しないでしょう。しかし、相関係数が1に近い銘柄セットであれば無数に存在するはずです。そのような場合にも、このアービトラージの考え方が適用できるはずですし、値幅はどうあれ、勝率はかなり上がるはずです。

 しかし、日経先物と日経平均などのように、ある時点においては、2つの商品が『同じ銘柄』というセットでない限り、発生した「ゆがみ」がゆがみっぱなしということも考えられます。そのような場合に備え、損切りラインを設定し、負けたら負けで素直に認め、早めに損を切る、という心構えでいることも大切でしょう。


結論

  割高なものを売って割安なものを買い、そのミスプライスを利益に換えるのがアービトラージであり、小さなミスプライスであれば、機関の目の届かないようなところにも無数に存在するはずです。

 大きな「ゆがみ」を発見できれば、その時点で、大きな「勝ち」が決定するのです。
 (まるで、スロットで天井間近の台を発見するかのように、歩き回るのは無料で、発見したときだけ打てばよいのです。)

 上記にように機関投資家が手におえないような小さな銘柄に応用すれば、個人投資家でもアービトラージを利用した十分可能です。しかし、大きな「ゆがみ」を発見するか、大きな資本を動かすか、でないと「旨み」は少ないかもしれません。安全に増やしたい方向きの投資方法ということですね。


 

最後に

 現時点で資本力のない私には、まだちょっと早い投資法のようです。将来、十分に資本ができたら、安全且つ確実に利益の出る手法なので、資産を食い潰さず、安定的に生活費を稼ぐ方法として使いたいと思います。その時までに十分練習を積んでおくつもりです。


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